こどもの歯相談室


こどもの歯相談室・予防
  
  ◆効果的なフッ素塗布

  歯質を強化するフッ素

フッ素は自然界に存在する物質で、お茶の葉や海産物にも多く含まれています。フッ素が虫歯の予防に使用されるようになったのは今から60年ほど前のことで、
フッ素がたくさん含まれている水道水が供給されている地域の人々に、むし歯が
非常に少ないということが証明されたからです。アメリカでの話です。
  研究の結果、フッ素には歯の表面のエナメル質を強化すると同時に、虫歯菌の活動も抑える働きがあることがわかりました。

  効果を上げるコツ

フッ素は一度塗っただけでは効果を期待できません。長期間にわたり繰り返し塗ることで効果が出ます。また、歯が生えたばかりの頃ほど吸収しやすいため、乳歯の前歯が上下4本生え揃った時点で一度塗っておくと良いと思います。
  その後は理想を言えば3ヶ月に1度、少なくとも半年ごとの塗布を継続するのが望ましいでしょう。また、うがいがちゃんとできるようになったら家庭でも日常的にフッ素入りのジェルや歯磨き粉を利用し、塗布の頻度を上げるとさらに効果的です。

  1つご注意いただきたいのは「虫歯ではない歯へのフッ素塗布に健康保険はつかえない」ため自費(保険適用外)になるということです。乳児医療も使えません。健康保険制度は「かかってしまった病気(虫歯)の治療」には使えますが、現在「予防処置」には対応していません。虫歯へのフッ化ジアミン銀(サホライド)塗布には保険が適用されますので乳児医療も使えます。
  当クリニックでのフッ素塗布料金についてはこちらのページでご案内していますのでご覧下さい。

  過信は禁物

このようなかたちでフッ素塗布をしても、おやつをだらだら食べたり、甘いものを大量に食べたり、歯磨きを怠ると努力が水の泡になります。フッ素塗布での虫歯予防は必ず歯磨きがセットになっているとお考え下さい。

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  ◆一生使う6歳臼歯を虫歯にしない

  6歳臼歯・初めて生えるおとなの歯

乳歯の奥歯のさらに後ろに生えてくる永久歯(第1永久歯)で、6歳頃に生えてくるので6歳臼歯と呼ばれています。この歯は一番大きくて噛む力も最も大きく、噛み合わせの中心となり非常に重要な歯となります。
  しかし生える場所が今まであった乳歯の最後方なので、生えてきたことに本人やおうちの方が気がつかないことがよくあります。さらにこの歯は乳歯が抜けた後に生えるのでなく、歯肉を割って新たに出てくる歯なので、全部生えきるまでに時間がかかるのです。(なんと1年から1年半もかかります)このため生えてくる途中では食べかすが溜まりやすく、歯磨きもしにくく、噛み合わせの面(咬合面)のみぞが複雑なので、最も虫歯になりやすい歯となり注意が必要です。

  6歳臼歯をみがく・虫歯予防する

小さめの歯ブラシを斜めから入れて6歳臼歯の噛み合わせの面だけを選んでみがきます。歯ブラシの毛先を歯にきちんと当てて、小さく前後に動かします。この歯だけは特別!という気持ちで少し長めにていねいにみがきましょう。
  予防のためのフッ素塗布をご希望の場合は受診下さい。また咬合面が出てきたらみぞをふさぐシーラント処置が可能です。

  前歯が先に生え替わってしまったら

まれに上下の前歯4本ずつが永久歯に生え替わっても、まだ6歳臼歯が生えてこないことがあります。このような場合には、念のため受診して下さい。生えることを妨げる原因があるかもしれません。

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