歯が抜けた・入れ歯を作りたい・自分の歯のように噛みたい

歯を失った時の治療について

ご自身の歯が失われるとさまざまな不便があり、健康を害します。
しかしこれは歯を失ってみないと分からないことかもしれません。
日本では後期高齢者の残存歯数の平均は15.7本で、本来生えている歯数28本の半数近くを失っており、約3割の人が総入れ歯を使用しています。(全国調査・歯科疾患実態調査2016年)
歯周病やむし歯などで1本、また1本と歯を失うと、残された歯に負担が掛かり、あとは加速度的に歯を失う連鎖が起こります。

義歯(入れ歯)で治療する

保険ブリッジ 保険部分義歯

現状では、保険が適用される欠損治療はブリッジと義歯(入れ歯)のみになります。
ブリッジは欠損歯の両隣の歯を支台にしますが、力学的に負荷が掛かりすぎるケースは治療が認められません。
両隣が健康な歯の場合、削って支台に利用するのを躊躇される方も多いと思います。

その点、義歯(入れ歯)ですと1本の欠損から対応できますし、金具(クラスプ)は掛かりますが隣在歯の負担はブリッジより軽くなります。

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インプラントで治療する

インプラント
失われた歯の場所に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けて「独立した1本の歯」を作る治療をインプラント治療と呼びます。
抜けたら2度と生えてこない永久歯を人工の歯で復活させるのがインプラント治療というわけです。
物を噛む力強さ、耐久性、自然感、どれをとっても現在の歯科治療においてインプラントに及ぶものはありません。
入れ歯になじむことが出来ない方や、健康な他の歯を削ってまでブリッジなどを入れたくないという方にとって最適な治療法になります。

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義歯治療について

義歯・保険治療【保険の入れ歯】

義歯・保険治療
保険治療の義歯はすべてプラスチック系のレジンという素材で作られています。
一般的にレジン床の厚さは1.7~2.4mmほどあります。
お口の中は髪の毛1本(太さ約0.08mm)が入っただけでも違和感があるほど敏感ですので、レジン床の厚みがある義歯は口腔内が狭くなる感じや発音のしにくさなど、慣れが必要です。

【特徴】
安価であり比較的短期間で製作可能。素材のレジンは加工がしやすいが臭いや汚れがつきやすい。
欠損の部位により義歯を保持するための金具(クラスプ)が見える。

【素材】
床の部分・人工歯・・・すべてレジン(プラスチック)製
クラスプ・・・ステンレス鋼 または コバルトクロム合金

丈夫さ
快適さ
熱の伝わり
食べ物の味わい
軽さ

義歯は定期的なメインテナンスが必要です。

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義歯・自費治療【金属床】

金属床
保険治療ではレジンで作られている床を、金属に替えたものです。最大の利点は、薄く仕上がり丈夫で壊れにくいことです。保険治療で使うレジン(プラスチック)と違い、使用中にたわまないので顎堤に負担をかけず残ったご自分の歯も痛みにくくなります。
金属床の厚みはレジン床の約1/4の0.4~0.6mmと薄く、また熱が伝わりやすいので温かい食べ物や、冷たい飲み物など、今までと同じように感じながら食事を楽しむことができます。
金属はコバルトクロムを使用しますが、チタンに替えると非常に軽く快適な義歯になります。
コバルトクロム床(自費治療)
コバルトクロム床
入れ歯用金属材として昔から長く使われている信頼性の高い金属です。
他の金属と比べると比較的安価な金属ですが、人によって金属の味を感じることがあります。
画像のコバルトクロム床は上顎用です。固い食物でもかみ切りやすいように、臼歯部に「ブレードティース」という特殊な人工歯をオプションで入れています。
上顎ですのでお口を開けたときに銀歯は見えません。
丈夫さ★★★
快適さ★★★
熱の伝わり★★★
食べ物の味わい★★
軽さ★★
チタン床(自費治療)
チタン床
生体親和性の高い金属で、金属アレルギーの心配はほとんどなく、味覚も損ないにくい金属です。
比重が小さいので非常に軽い入れ歯ができます。
丈夫さ★★★
快適さ★★★
熱の伝わり★★★
食べ物の味わい★★★
軽さ★★★
ノンクラスプ義歯(自費治療)
ノンクラスプ義歯
金具(クラスプ)がないため義歯を使用していることに気付かれにくく、自然で美しい口元を保てます。
金属アレルギーの心配もありません。もともと金具のない総義歯の場合は対象外です。
丈夫さ★★
快適さ★★★
熱の伝わり★★
食べ物の味わい★★
軽さ★★
入れ歯とインプラントのいいとこ取り・ヒューマンブリッジ(自費治療)
ヒューマンブリッジ
これまでのブリッジは支台になる歯を大きく削らなければならないのが難点でした。
「ヒューマンブリッジ」は、支台歯の切削量が極めて少ない固定性のブリッジです。
歯にとって一番大切なエナメル質を残して処置が可能です。
入れ歯は取り外して手入れが必要であったり、噛む力が天然歯の1/3ほどに落ちる、見た目が気になる、などの難点があります。
ヒューマンブリッジは固定式なので取り外す必要はなく、特殊な装置を利用するため支台歯もほとんど削らないというメリットがあります。
インプラントは外科手術が必要なため、既往症によって適用外であったり、顎骨量が少ないため手術が出来ない、治療に数か月かかるというデメリットがあります。ヒューマンブリッジは手術は不要で、処置は通常の歯科治療と同様のレベルです。治療期間も数週間程度と、保険のブリッジを作る場合とさほど変わりません。
取り外しの入れ歯はイヤ、保険のブリッジで健康な歯を削るのもイヤ、インプラントの外科手術もイヤという方に最適な治療法です。ご相談下さい。

インプラント治療の流れ

インプラント治療は自然治癒期間に時間を要するため、治療の開始から終了までだいたい5~8ヶ月かかります。
人工物と人間の体が本来持っている治癒機能を融合させた治療法ですので、患者さんやドクターの都合で期間を短縮することはできません。
インプラント治療を受けられる方は、治療の流れをご理解いただき、スケジュール調整ができる余裕を持って臨まれることをお願いします。

【1】カウンセリング

カウンセリング
患者さんからはまず、どこが不便で困っているか、どのように回復したいのか、などご自身の症状とご希望をお伺いします。
特に、心配なこと・不安に思うことなどはぜひお聴かせ下さい。患者さんと二人三脚で解決できるよう、しっかりお話を伺います。

【2】術前診査

CT・レントゲン撮影
CT
歯列全体・顎骨を撮影しインプラント体埋入部のチェックを行います。
特に歯科用CTでは骨の量や質、神経や血管のはしり方などをチェックします。
咬み合わせのチェック
レントゲン
歯型を取って模型を作り、歯列や咬み合わせのチェックを行います。
インプラント治療を施す部位のスペースや歯列との調和、埋入の角度や深さなども検討します。
最終的な上部構造の予想形態もこの模型上で事前チェックします。
全身の健康状態チェック
健康状態チェック
血圧をはじめさまざまな慢性疾患の有無などをお伺いします。
既往症によっては主治医の先生の意見も参考にします。
手術方法の決定
手術方法の決定

インプラント治療には1回法と2回法があります。

2回法は手術回数が多いものの感染のリスクが1回法より低く骨や歯肉の増生が行いやすいのが特長です。
当クリニックでは患者さんの状態に合わせて1回法・2回法を使い分け最大の効果を引き出すよう努力しています。

【3】治療計画の提案と決定

患者さんのご希望と診査の結果を踏まえて、インプラント体を埋入する部位や数・イン プラント体のサイズなどを計画します。
治療計画をきちんと立てることで診療の内容と手順が決まり、全体の治療期間や手術時期などのスケジュールと治療費用の見積もりが出ます。
治療計画は唯一絶対のものではありませんから、患者さんの健康状態、口腔内の状態、手術に対してのご希望、ご予算などを考慮して最終決定致します。

患者さんとドクターがお互いに納得した上で治療内容を決めていくことが重要だと考えていますので、治療内容や治療費に対してのご希望はなんでもお聞かせ下さい。治療法についてよく理解することも、納得のいく治療を受けるために大切です。
不明な点、不安な点、なんでもお尋ねください。

【4】治療内容と治療費の同意

同意書
治療内容が決定し患者さんの同意が得られた時点で、書面による契約(同意書の記入)をお願いしています。
患者さんとドクターの双方が治療について同じ理解をし、契約を交わすことで治療が始まります。
同時にお渡しするメインテナンスについてのご案内にも必ず目を通していただきご理解のうえでご署名をお願いします。

【5】インプラント手術

3Dサージガイド サージガイド

手術前にCTの3Dデータを用いて、患者さんの顎骨模型とインプラント埋入用のサージガイドを作成し、手術の安全性を高めています。

インプラント治療の流れ

1回法の場合はインプラント体を埋め込む部分だけの歯肉を切除し、インプラント体を顎の骨に埋め込みます。
埋め込んだインプラント体の上部は歯肉上に露出している状態です。

2回法の場合の1回目の手術では、同様に歯肉の切開を行いインプラント体を埋め込み、インプラント体が見えないように歯肉で覆った上で縫合して終了となります。
どちらの手術も時間は約1時間程度です。

【6】安静期間

手術の翌日に傷口のチェックにお越しいただきます。
その後は1週間ごとに数回お越しいただきチェックを行います。2回法の場合も同様に手術翌日のチェックがあります。

手術後は細菌感染を防ぐための抗生物質や、消毒のためのうがい薬を処方いたします。
また念のために痛み止めもお渡ししますので必要な場合はお飲みください。

術後1週間から10日を目安として抜糸を行います。そのあとは患者さんの自然治癒力にまかせ、骨の回復とインプラント体の癒着を待ちます。
下あごの場合は平均3ヶ月、上あごの場合はそれよりも長く4ヶ月~6ヶ月かかります。
ただしこれは患者さんの骨密度(骨の硬さ)に大きく影響されます。この間も数回ご来院いただき、インプラント体のチェックと口腔内の清掃、噛み合わせの調整などを行います。

【7】2回目の手術(2回法のみ)

2回法の場合、インプラント体と骨との完全な結合を確認した後、再び歯肉を切開し、埋め込んだインプラント体の頭部に「アバットメント」という上部構造の土台となる部品を取り付けます。

手術時間は45分~1時間程度です。

【8】上部構造の作製

歯肉が落ち着いたら、口の中の型をとって正確な仮歯を作ります。精密な上部構造制作の元となる仮歯ですから、咬み合わせなどを慎重に調整します。
その後1~2週間で上部構造が完成。これを取り付けて最終調整を行い、治療は終了です。

【9】メインテナンス

インプラント治療で歯を再建された場合、インプラント体自体は金属(チタン)なので、虫歯になることはありません。
しかし、インプラントを支えている歯肉や顎の骨は、手入れが行き届かないと歯周病のような病気になることもあります。毎日のブラッシングに加え、クリニックでの定期的なメインテナンスが大切です。
ケアを怠るとインプラント周囲炎などになり、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。

定期的なメインテナンスでは次のようなチェックを行います。

  • 歯に汚れがついていないか
  • 歯みがきが正しくできているか
  • 咬み合わせはうまくいっているか
  • 歯周病やインプラント周囲炎を起こしていないか、進行させていないか

特に咬み合わせの不具合は自分で防ぐことができないので、定期検査を必ず受診し チェックを受けて下さい。
汚れの付着やインプラント周囲炎は、日々のブラッシングである程度自分で防ぐことができます。
術後にお話しする歯みがきの方法に従って、ご自身でもメインテナンスをお願いします。

 

※インプラント治療に関する再生療法「CGF」 骨が少ない方も治療の対象へ
(ないき歯科クリニックは厚生労働省第三種再生医療登録クリニックです)
インプラントは本来、あごの骨が充分でないと行うことができません。骨量が少ないためインプラント治療を希望されても断念せざるを得ない患者さんもいらっしゃいます。
ないき歯科クリニックでは最新の再生療法「CGF(Concentrated Growth factors)」を導入し、多くの患者さんにご利用頂いています。
CGF再生療法では、専用の遠心分離機で患者さんの血液から血小板や成長因子を取り出し、骨や歯周組織の再生を促す効果が非常に高い、完全自己血液由来のゲル素材を用います。

 

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インプラントができるかご不安な方は一度当院でご相談ください