口腔外科

抜歯後に気をつけること!ドライソケットとは!?

皆さんは歯科クリニックで抜歯をしたことはありますか?
抜歯した跡が気になって舌で何度も確認したり、
たくさん出血している気がして何回も口をゆすいだり・・・
という行為はNGです。
もしも抜歯後に強い痛みが続いている場合、
それはもしかすると「ドライソケット」かもしれません。

■抜歯後に強い痛みが

歯を抜くとぽっかり穴が空き、骨がむき出しになります。
通常はその穴に血液がたまって「血餅(けっぺい)」となり、
時間をかけて治っていきます。抜歯後は時間をかけて治っていきます
しかし血餅がうまくできなかったり、剥がれてしまったりすると
あごの骨がむき出しになってしまいます。
その骨が細菌感染を起こした状態を
「ドライソケット」といい、強い痛みの原因となります。

■ドライソケットを防ぐには

抜歯後は約1日後までには、空いた穴に血が固まり血餅ができます。
ところが何度も強くすすぐような激しいうがいや、
傷口を舌や指などで触れる行為は、
せっかくできた血餅を剥がしてしまう恐れがあります。
気になっても触らないようにした上で、血餅が定着するまでの数日間は、
歯ブラシなどが直接触れてしまうことがないように、
優しく歯磨きをするなどご注意下さい。傷口に歯ブラシが触れないようにしよう
またタバコを吸われる方は特に注意が必要です。
喫煙は血流を悪化させてしまうため
ドライソケットの原因になると言われています。

■もしかしてドライソケット?

通常の場合抜歯後は数日間痛みが出ることがあります。
しかしドライソケットになると、強い痛みが10日~2週間程度続くことも多く、
痛みが落ち着くまで1か月近くかかることも。
「痛みがずっと続いている」
「数日経ったら痛みが強くなってきた」
などの違和感を覚えたらすぐにご連絡ください。
傷口を処置し、抗生剤を処方するなどの対応を致します。

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