歯周病治療

百害あって一利なし! タバコで歯が無くなる?!

春まっ盛り、新緑の美しい季節になりました。
気持ちの良いこの時期から、新たな健康習慣を身につけませんか?
今回はタバコとの付き合い方を見直すお話しです。

■歯周病になりやすくなる?!

タバコは全身だけでなく、お口の健康にも悪影響があります。
喫煙者は非喫煙者に比べて
歯周病にかかりやすく、さらに重症化しやすいと言われています。
ニコチンなどの有害物質が血管を収縮させ、血流を減少させるため、
歯ぐきは身体と同じように、酸欠・栄養不足の状態となり
病気に対する抵抗力などが下がっていくのです。
有害物質の一部はヤニ汚れとして歯にこびりつき、
見た目を悪くしたり歯垢がつきやすくなって
歯周病をさらに悪化させます。

■タバコで歯を失う?!

歯周病は「沈黙の病」と呼ばれるほど自覚症状が少なく、
静かに進行する病気です。
そんな歯周病の数少ないサインが
「歯ぐきからの出血」なのですが、
タバコによって血流が減少していると
このサインに気付きにくくなります。

■歯周病予防は禁煙から

近年では煙やニオイの少ない
電子タバコを愛用する方も増えていますが、
こちらも決して無害というわけではありません。
電子タバコの一部のリキッドに含まれる植物性グリセリンは
粘性が高く口腔内に残りやすいため、
歯周病菌などの細菌が増殖する環境を
作り出してしまいます。
禁煙も歯周病予防も
始めるのに遅すぎるということはありません。
愛煙家の方々にはぜひ定期的な歯科検診受診をお勧めします。

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