お使いの入れ歯は快適ですか？
入れ歯を新調して、不具合がないように調整を重ねてからどのくらい経ちましたか？
今、その入れ歯は以前と同じように快適に使えていますか？
入れ歯を使っていると、だんだんと安定が悪くなってくる現象はよくみられます。
「歯ぐきが痩せてきた」「入れ歯と歯ぐきの間に食物が入る」「食事していると動く」などで、お使いの入れ歯を調整に来られる方は多いのですが、
「時間がない」「歯科に行くのがめんどう」と、合わない入れ歯でガマンされている方も多いように感じます。
入れ歯の装着後は定期的なメインテナンスが必要です
「歯ぐきが痩せる」原因として
・歯周病による細菌感染で、「歯槽骨」（あごの骨）が溶ける
・歯がなくなった後、入れ歯を入れていても年単位で「歯槽骨」が溶ける
という現象があり、これが入れ歯の使い心地に大きく関わると共に、かみ合わせのバランスに問題を起こします。
合わない入れ歯を使い続けることで噛む力のバランスが崩れると、「歯槽骨」へ異常な力が加わり
骨を作る細胞（骨芽細胞）より骨を破壊する細胞（破骨細胞）が大きく作用し、さらに骨が溶けて歯ぐきが痩せるという悪循環におちいります。
入れ歯を装着したあと定期的なメインテナンスが大切なのは、わずかな噛み合わせの不均衡でも「歯槽骨」に与える影響が大きいため
不具合が小さいうちに調整を行うことが必要とされるからです。
普段から入れ歯の具合に注意して、噛み合わせに異常があったら速やかに歯科でチェックを受けて下さい。
それが「お口の健康」と「入れ歯を長く使い続ける」コツです。
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