今年も暑い夏がやってきました。
適度な水分補給や日傘、エアコンなどを活用し
熱中症にならないよう充分ご注意下さい。
さて、水分補給といえば
冷たい飲物を口にしたときに
歯がしみたことはありませんか?
知覚過敏が原因だと思われがちですが、
虫歯治療で「つめもの」をした後にも、
歯がしみたり痛んだりすることがあります。
■つめものをしたのに歯がしみる?!
むし歯の治療で歯を削った際の熱や振動で、
歯の内部にある神経(歯髄)が刺激を受けたり、
つめものと神経の距離が近くなるため、
接着剤などの影響で
痛みを感じたりすることがあります。
つめものを金属で製作した場合には
温度が伝わりやすくなるため、
しみるように感じることもあります。
虫歯が神経の近くまで進行していた場合ほど、
この症状は出やすくなります。
■この痛みはなくなるの?
治療直後は神経が過敏になっているため、
刺激に反応しやすい状態です。
個人差はありますが早ければ数時間、
長くても1ヶ月程度で自然に治まっていきます。
その間は、治療した歯で硬いものを噛むのを避けるなど、
少し安静にさせることが大切です。
しかし、痛みが日に日に強くなる、噛み合わせた時に強い痛みを感じる、
といった場合は、
つめものの高さが合っていない、
あるいは神経の炎症が治まっていない可能性が考えられます。
このような症状が続く場合は我慢せず、早めにご相談ください。