初対面の人と会ったとき、その第一印象で「年齢」を感じさせるのはどこかご存じですか？
「白髪」であったり「肌」であったり答えは様々なのですが、ある調査では「口元」に「見た目年齢」が一番出るという結果でした。
■歯ぐきが下がると老けて見える
老けた印象に見える要因のひとつは「歯ぐき下がり」です。
歯ぐきが下がるとイラストのように「ブラックトライアングル」と呼ばれる歯と歯の間に三角形の隙間が生じ、
加えて歯が長くなったように見えます。
隙間が小さいうちは目立ちませんが、笑ったときなどにこの隙間が見えてしまうと
老けた印象を与えるのです。
英語で「Long in the tooth」というイディオムがありますが、
「歯が長い」と書いて「年老いている」という意味で使われています。
「歯ぐきが下がる」＝「老けて見える」のはまさに世界共通なのですね。
また、歯が黄ばんでいると見た目年齢で7～10歳老けて見えるというデータもあります。
■実は歯周病が原因
こうした「歯ぐき下がり」は単に加齢によるものと思われがちですが、
実は「歯周病」の影響によって引き起こされていることがほとんどです。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けはじめます。
それに伴い骨を覆っていた歯ぐきも一緒に下がっていくわけです。
しかも歯周病が進行すると、やがては確実に歯を失うことになるため、
見た目の問題だけでなく歯を守るためにも早期発見と対処がとても大切です。
お口のケアは見た目の若々しさにも歯の健康にも効果があります。ぜひ定期的な検診を！