「歯が痛む時」に皆さんが真っ先に思い浮かべるのは、やはり「むし歯」でしょうか?ところがひとくちに「歯が痛い」と言っても考えられる原因は他にもたくさんあるのです。
■歯が痛む理由その1・・・歯が折れている・割れている
転倒や打撲、また歯ぎしりの強い方は、歯が折れたり割れたりすることで痛みが出ます。時間が経つほど温存は難しくなり、放置すると抜歯に至る可能性も出てきます。
■歯が痛む理由その2・・・親知らずの周囲に炎症が起きている
親知らずは歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいため、細菌が繁殖して炎症を起こす場合があります。「周囲の歯」や「あごの骨」への影響も考え、抜歯した方がよい場合もありますが、お口の状態によっては様子見で済むこともあります。
■歯が痛む理由その3・・・知覚過敏
歯の表面は本来「エナメル質」という硬い組織で覆われています。何らかの理由でこのエナメル質がすり減ったり歯ぐきが下がったりすると、歯の神経に刺激が伝わりやすくなり痛みや刺激を感じます。
■歯が痛む理由その4・・・歯周病
歯周病は「沈黙の病」といわれるほど自覚症状の少ない病気なのですが、出血などのわずかなサインから始まり、症状が進行すると歯がぐらついたり痛みを感じたりします。歯周病によって痛みを感じるということはかなり進行している証拠ですので早めの治療をお勧めします。