お口の乾きが万病の元?!
コロナ禍の下ではマスク着用の生活が何年も続きました。
この間、皆様はご自身のお口の状態に何か変化はありませんでしたか?
マスク生活における弊害として多いのが息苦しさから増える口呼吸です。
ついつい無意識に行ってしまいがちですが、口呼吸によってお口の中が乾燥すると
ドライマウスを引き起こす可能性があります。
単にお口が乾くだけ、と思われるかもしれませんが
実はドライマウスが様々な病気の原因となることをご存じでしょうか?
ひとつでも当てはまったら要注意!
ドライマウス・セルフチェック
次の項目にひとつでも該当する方は、ドライマウスの可能性があります。
もし複数該当する場合は早めに受診してください。
![](https://naiki-dc.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/b694d850accb7c7df19758330648fc8b.png)
こんなに危険なドライマウス
ドライマウスになるとだ液が分泌されにくくなり、お口の中がどんどん乾燥してしまいます。
お口を潤してくれる「だ液」にはさまざまな役割があり、
その役割のひとつが「細菌を減らすこと」です。
むし歯も歯周病も、その原因となるのは「細菌」。
またご高齢の方にとっては命に関わる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」もまた、
お口の中の細菌が原因です。
つまり、だ液が出にくくなってお口の中が乾燥すると、
これらの病気のリスクが一気に高まってしまうのです。
なかでも歯周病は、歯ぐきから出血すると
その傷口に細菌が入り込み、全身に回ります。
すると脳梗塞や心臓病、糖尿病の悪化、
さらには低体重児・早産などのリスクも上昇します。
ドライマウスの対処法
ドライマウスの原因が「日常生活」にある場合は
次のような方法で改善できる場合があります。
1、喫煙や過度の飲酒を控える
2、鼻呼吸にする
3、ゆっくり噛む習慣を身につける
4、市販の口腔保湿剤を使う
5、唾液腺マッサージをする
しかし、上記はあくまでも対処療法です。
ドライマウスは全身の健康に影響し、
・舌が痛くなる
・食事がしにくくなる
・味覚障害の原因になる ・・・など、
皆さんの身体に多くの悪影響を及ぼす場合があります。
気になる症状がみられる方はお早めにご相談ください。