予防歯科

予防しよう! むし歯リスク3大ポイント

6月4日は虫歯予防デー。今回は特にケアするべきむし歯リスク3大ポイントをご紹介します。

■奥歯の「みぞ」にご用心!

1つ目のポイントは奥歯の「みぞ」です。
「みぞ」は見た目よりもとても複雑な形をしています。
そのため、歯みがきをする際にうっかり力を入れすぎてしまうと
歯ブラシの毛先が曲がって磨き残しが生まれてしまいます。歯のみぞ
・垂直に当てる
・力を入れすぎない
・小刻みにかき出す
歯を磨く際にはこの3つを意識してください。
奥歯は全体を一気に磨くのではなく、
1本ずつ丁寧に磨いていくのがポイントです。

■歯ブラシだけでは取り切れない?!

2つ目のポイントは歯みがきに使う用具です。
歯ブラシだけでは汚れ全体のうち
6割程度しか取れないと言われています。
特に歯と歯の間は歯ブラシの毛先が入りにくいため
汚れが残りやすく、むし歯や歯周病になるリスクが
とても大きいのです。歯の間に残る汚れ
そこで活躍するのが歯間ブラシやデンタルフロス
汚れの除去率がグッと上がります。
ただし、お口の状態によって
適切な用具やサイズが変わりますので
ご不安な方はぜひ一度ご相談ください。

■歯ぐきが下がるとこんなところにも・・・

3つ目のポイントは歯の根っこ部分です。
歯の表面は「エナメル質」という
人体の中で最も硬いと言われる組織で守られています。
しかし歯ぐきが下がって露出した根っこ部分には
エナメル質がありませんのでむし歯になりやすいのです。
根っこが露出してしまっている場合には
フッ素入りの歯みがき粉で優しく磨くのがおすすめ。
また露出の原因のひとつは歯周病による歯ぐき下がりです。
つまり歯周病予防をしっかりしておくことが
むし歯予防にもなる
と言えます。
歯周病は自覚症状が少なく、歯の根のむし歯は進行がとても早いので
見落とすことがないよう定期的にチェックしましょう。

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