乳歯が永久歯に生え替わる時は、始めの小さな揺れがやがて大きくグラグラし、
数ヶ月もの時間を掛けて抜けていきます。
多くの場合6歳頃から生え替わり始めて、12歳頃までには全ての歯が永久歯になります。
乳歯の根っこの先が、生えてくる永久歯によって刺激され、
乳歯を支えていた歯根が溶ける（吸収される）ことによりグラグラしてくるのです。
グラグラし始めるととても気になりますが、できれば自然に任せて抜けるまで待つのがベスト。
しかし次のような場合は自然に任せてはいけません。
・むし歯がある ・痛みがある
・乳歯が抜ける前に近くから永久歯が生えてきた
グラグラしている乳歯が食事の時に動いて痛いケースは
それほど問題ではありませんが、食欲が落ちてしまうという弊害があります。
また、むし歯であったり腫れていたりという症状を放置すると、
永久歯が正しい位置に生えてこなくなり、
歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす恐れがあります。
特に乳歯が抜ける前に永久歯が顔を出している場合は、
今後乳歯が自然に抜ける可能性が低いため、
ぜひお早めにご相談ください。
状態を拝見し、「様子をみても大丈夫なケース」か
「積極的に抜歯をお勧めするケース」かどうかをお話しさせていただきます。
ただし、ないき歯科ではお子様の意向を大切にしています。
抜歯をお勧めしてもご本人が嫌がる場合は、
定期的に来院頂き途中経過をチェックしながらを様子を見ることもあります。
様子を見ている間に自然に抜けてしまうことも多々あります(笑)