口腔外科

いびき・睡眠時無呼吸症候群への対応

当クリニックでは「いびき防止装置」の治療や、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と確定診断され、口腔内装置(スリープスプリント)が有効であると診断された方に対して、各医療機関と連携して治療を行っております。

いびきを改善したい方(自費治療)

いびきの原因は「舌が大きい」「肥満体型」「あごが小さい・後退している」「扁桃が肥大している」「口蓋垂が長い」「鼻炎等の疾患」などさまざまですが、睡眠時に「いびき防止装置」(マウスピース)を装着することで気道抵抗となる要因(舌根沈下等)を防ぎ、いびきを改善します。

いびきは周囲の人に迷惑になるだけでなく、日中の強い眠気や集中力の低下などを引き起こす「睡眠時無呼吸症候群」という病気が隠れていることがあります。そのような場合はまず、呼吸器科や耳鼻咽喉科などの医療機関での受診をおすすめします。
医科を通さずにいびき防止装置の治療を行うことは可能ですが、その場合保険適用ではなく自費治療になります。

すでに医科医療機関にて閉塞性睡眠時無呼吸症候群と確定診断され、 口腔内装置(スリープスプリント)が有効と診断された方

診断された主治医先生の紹介状(診療情報提供書)をお持ちのうえ、当クリニックにご来院ください。 2004年より、口腔内装置(スリープスプリント)は健康保険の適用になりましたが、この場合紹介状が必要ですのでご留意ください。 
また口腔内装置は、顎関節症や歯の本数が少ない場合は使用できないことがあります。ご紹介いただいても、歯科的不適応で治療が出来ないケースがあります事をご承知おきください。
口腔内装置作成にあたって、事前の歯科治療(歯周病治療やむし歯治療など)が必要になる場合もあります。
ご来院の際は必ずご予約をお願いいたします。

当クリニックを受診中の方で、睡眠時無呼吸症候群の疑いが判明した場合

当クリニックより、確定診断に必要な「終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査」を実施している医科医療機関に診療情報提供を行います。 検査結果において口腔内装置が有効である場合は、医科医療機関より情報提供を得て当クリニックで口腔内装置を作製します。

スプリント療法をご検討中の医科医療機関の先生方へ

当クリニックではPSGにてOSASと確定診断された方のオーラルアプライアンス(OA)治療を行っております。
貴院にてOA療法適応症例の患者さんからご要望がありましたら、診療情報提供書を算定の上、当クリニックの診療予約を入れていただくようお話し下さい。
健康保険によるOA作製に関しましては、医科医療機関からの診療情報提供書の授受が前提となっておりますのでご協力下さい。
なおOAはその構造上、歯牙を固定源としますので、残存歯の本数や状態によってはOA作製の前に歯科治療(歯周治療・補綴治療)が必要な場合もございます。
OA療法は身体への侵襲もなく、さらに小型で携帯性に優れ装着も容易なため患者さんのQOLを向上させ、
SASを患う方の治療の選択肢を広げるという意味でも大変有意義だと考えます。
ご紹介医療機関の先生と連携を取りながら、治療面でのフォローをさせていただきますのでご質問等ございましたらお気軽にご連絡下さい。

 

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