予防歯科

口臭を減らす!

コロナでマスクをつけるようになった時、ご自身の口臭に気付かれた方も多いと思います。
マスクが必須ではなくなった今、自分の口臭が気になってしまう・・・ということはありませんか?
そこで今回は「口臭が最小限になる3つの方法」をご紹介します。

口臭対策1 朝ご飯を食べる!

口臭の主な原因は、細菌が発生させる「ガス」です。
起きている間は「だ液」が細菌を洗い流し、お口の中を殺菌してくれています。
しかし、寝ている間はだ液がほとんど分泌されないため、
寝起きは口臭が強くなりやすいのです。
生理的口臭の日内変動
こうした口臭に効果的なのが、朝ごはんをしっかり食べること
朝ごはんを食べるとだ液が分泌されるだけでなく
お口の中が酸性になるため、口臭が発生しにくくなります。

口臭対策2 フロス・歯間ブラシでケア

プラーク(歯垢)とは単なる食べかすではなく「細菌のかたまり」です。
プラークがしっかり取り除けていなければ当然、口臭の原因になります。
とは言え、単に歯を磨けば良いというわけではありません。
実は歯ブラシだけではおよそ6割の汚れしか落とせていないのです。
(毛先が開ききった交換していない歯ブラシだともっと効率が落ちます)
そこで重要なのが「フロス」「歯間ブラシ」といった補助的清掃用具を使ったケアです。
これらを用いることで、歯と歯の間など細かな部分にたまったプラーク
しっかり取り除くことができます。
フロスト歯間ブラシの使い方
1日1回、それが難しければ最初は週に1回からでも構いません。
就寝前の歯みがき時に一緒に使っていただくのがおすすめです。

口臭対策3 「歯周病菌」を徹底的に除去!

口臭の中でも臭いが強く、しかも朝だけでは済まないのが「歯周病菌による口臭」です。
歯周病菌を減らすには、毎日のケアだけでなく、
その「住みか」となっている「歯石」を取り除く必要があります。
ところがプラークと違い、歯みがきなどのセルフケアでは歯石は取れません
歯石を取るには歯科クリニックでのプロフェッショナルケアが必要になります。
定期的に検診に来られている方はもうご存じのことと思いますが、
歯石を取った後の口腔内はスッキリしますよね。
口臭予防だけでなくその大元の歯周病予防のためにも必要な処置ですので
ぜひ定期的な歯科クリニックでの歯石除去を。

口臭には今回ご紹介したケースの他にも、食べ物や嗜好品によるもの、
病気やストレスによるものなどさまざまな原因があります。
いずれも早めの対処が肝心です。
ご自身だけで思い悩まずにまずはお気軽にご相談ください。

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